株式会社CrowdChem(クラウドケム)(本社:東京都大田区、代表:池端 久貴、以下CrowdChem)は、化学産業に係る特許や製品カタログ等のデータリソースを活用し、研究開発や営業活動での課題解決をサポートする「CrowdChem Data Platform(クラウドケム データ プラットフォーム)」を、2023年6月15日(木)にプレリリースいたしましたことをお知らせします。
CrowdChem Data Platformについて
「CrowdChem Data Platform」は、データと技術を使い、化学業界のビジネス推進を支援するツールです。
国内外の特許や製品カタログなどの情報を独自に収集・集約したプラットフォームとなっており、機械学習・自然言語処理の技術と組み合わせ、原料選定や顧客探索、用途・ニーズの探索、競合分析などを、本プラットフォーム上でスムーズに行うことができます。なお、一部機能は、無料でご利用可能です。
CrowdChem Data Platformの特長
CrowdChem Data Platformでは、専門のデータキュレーターが収集した特許や製品カタログといったデータリソースと、独自の機械学習モデルとを組み合わせることで、目的(用途)に合わせた製品のレコメンドや原料の組み合わせによる各種物性値の予測などを行えます。
- 材料分野と用途分野をつなぐ独自のアルゴリズムで、目的に合わせた化学製品情報をランキング形式で提供
- 独自の機械学習モデルで、さまざまな原料の組み合わせによる各種物性値を予測
- 特許出願人ごとの、特許数・物性トレンド・使用物質割合を比較
- わかりやすいUIで、MI(マテリアルズ・インフォマティクス)人材でなくても直観的に操作可能
開発の背景
近年、日本の化学産業は、海外勢の追い上げにより厳しい立場に立たされています。
しかしながら、日本の化学産業における企業間の情報共有のハードルは非常に高く、他社とのスピード感のある連携活動は容易ではありません。また情報が分散しており、近年進化が著しいAIをはじめとしたデジタル技術も活かしきれていない状況にあります。
こうした状況を打開し、化学産業における研究開発や営業活動での課題を解決するため、化学産業にとって有用な情報を集約・活用・提供するデータプラットフォームを開発することといたしました。
今後の展望
CrowdChem Data Platformは、化学産業における川上企業から川下企業に至る幅広い有用情報をより多く収集・集約し、活用いただけるデータプラットフォームを目指していきます。
ネクストステップとして、現在、新機能の開発に取り組んでおります。本機能は100万件以上の特許データと自然言語技術をかけあわせて、材料とその利用企業や用途のつながりを見える化するもので、今夏リリース予定です。
弊社は引き続き、化学産業における課題解決に貢献できるよう活動してまいります。
CrowdChem Data Platform 紹介サイト
「CrowdChem Data Platform」に関する詳しい情報は、以下のサイトからご覧いただけます。
お問合せ、ユーザー登録につきましても、同サイトからご連絡ください。
https://lp.crowdchem.net/crowdchem-data-platform
本情報のプレスリリースは、こちらです。